本美術館の庭園は田邊泰孝記念館を囲む散策路から南側正面に位置する池にいたる部分及び美術館東側竹林散策路の総称です。
ゆっくりと歩いても10分~20分の道ですが、四季折々の草花や田辺光彰の野外彫刻をご覧になることが出来ます。
みどころ
- ・野生シラカシの巨木・ヤブツバキ・金木犀などの樹木
- ・田辺光彰の彫刻
- ・自然の湧水を利用した池
- ・四季折々の草花・樹木
- ・重量3トンからなる数々の庭石
- ・戦時中に実際に使用されていた防空壕(防空壕内の見学は特日のみ可能)
- ・築300年を超える土蔵
野生植物について
本美術館は庭園等の人造美に加え野生植物の保護にも力をいれています。
野生植物(雑草、雑木)は多くの昆虫が身を守る棲家であり、大事な食べ物であり、生きた鼓動を聞くことの出来る環境を作り上げるものです。が、この周辺でも都市化の中で激減しています。
《小さな子どもがバッタと出会った時にみせるキラキラとした目》
私たちは今、この激減してきた野生植物に注目し保護しなければならないときに遭遇しています。人間の好みだけで、多くの生物を育てる野生植物を忌み嫌っては取り返しのつかない事になることも分かり始めてきたと思います。この「生物多様性」こそ重要な「生きる環境」だと確信しています。
このような考えの基に、本美術館でも「野生植物と野生小動物を復活させ、保護する」という試みを行っています。
美術館正面写真
散策路
小鯉達が泳ぐ池
樹齢100年を超える金木犀
アヤメ、菖蒲
ソメイヨシノとは時期が異なる山桜
牡丹
くまがい草